コロナ感染

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PCR kit. 綿棒で検体採取後、バイアル瓶にいれポキっと折って密閉し提出。

 

ついに罹ってしまいました。コロナ。

日曜、ちょっと喉が痛いかな、乾燥してるからかな?と思いながらリングフィットめっちゃやったんです。

夜、ちょっとだるいけどリングフィットで疲れたせいだと言い聞かせて就寝。一応lateral flow test(イギリスが無料配布してる簡易のコロナ検出テスト)したんですけど陰性でした。そしたら夜中に、コロナのワクチン2回目打った時と同じような全身痛と高熱が…。

翌月曜にlateral flow testしたらくっきり陽性のラインが。このtest本当にワークするんだーと妙に感動したりしてNHS(国民保険サービス)にWebで報告。

火曜夜にPCRのkitが到着し、水曜に喉と鼻奥からサンプリングして近くの専用ポストに投函、木曜の今日に結果がSMSとメールで返ってきました。陽性。

omicron株かどうかまでは教えてくれなかったですが、隔離をしっかりせよ、Webで症状が出る以前の行動歴を入力せよとのことでした。

土曜はクリスマスでしたが、イギリスのクリスマスはお店も全て閉まり交通機関も全て閉ざされるので、おうちに引きこもっていました。

金曜に友人とご飯を食べましたが、彼女らは発症していない様子。月~金は電車で通勤していたので、電車のなかでウイルスと接触したかも、そういえば契約更新した携帯ショップの店員さんめっちゃ咳してたな…と、いつどこでうつったのかわからない状況です。

 

症状はいまのところ、日曜の夜をピークに、快方に向かっています。喉に違和感があるなーから発熱までがすごく早かったので、ワクチンの効果かもしれません。

 

ワクチン2回目の副反応の際には本当にしんどくて(モデルナでした)、当時はこれ絶対コロナにかかったほうがマシやぁとか思っていたのですが、

実際かかると同じくらいしんどい、 プラス喉の痛み、マイナス腕の痛み って感じでした。

 

でももしワクチン打たずにイギリスでコロナ感染して熱と全身痛発症してたら、孤独と意味わからん苦しさで死を覚悟してたと思います。今回は全身痛あったときに、あ・2回目の副反応のときと同じやつやーって、経験のお陰でだいぶ落ち着くことができました。

 

隔離期間は、lateral flow test 陽性から10日間。もしも6・7日目のテストで陰性であれば7日目で終了、ということで1月3日くらいには終わるかもしれません。新しい仕事に穴を空けずに済みそうで、まずまず。

動物実験に対する倫理観の違い

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とある日の公園。圧倒される白鳥の多さ。


このブログを読んでくれている大学院以前の友人のなかには、私がどんなことをしているか知らない人もいると思うので、簡単に説明したいと思います。

 

大学院では、マウスを使って脳の発生の研究をしていました。具体的には、遺伝子、タンパク質が脳の形成や維持にどんなはたらきをしているか、遺伝子組み換えマウスをつくり育てて、観察したい時期の脳をとりだし、切片をつくってタンパク質の量の変化を計測したり、脳を構成する細胞の割合を算出したりしていました。

 

個人的な広義の目標は、ヒトの脳を理解したいというところにあります。ですがもちろんヒトでは侵襲的な実験はできないのと経験や環境によるバックグラウンドがあまりにも大きいので、マウスの脳をつかって生物に共通しうるベーシックな機構を解明することを目標にしています。

 

個人の倫理観としては、ヒトを理解しよりよい医療に繋げるために、マウスなど動物を使用した実験はなくてはならないと思っています。

 

 

ですが。

イギリスにきて違う考え方もあるのだと、ようやく認識しました。。

というのもイギリスは動物愛護発祥のお国。動物実験を行う前に数々の講義と試験を受け、免許状がないと動物を扱えません。3日間におよぶ9-17時の講義で、まず動物倫理、法律、齧歯類の基本的習性、苦痛やストレスを与えない取り扱い方(麻酔含む)等について徹底的に教え込まれます。

動物もヒトと同じ生命、動物にも生きる権利やヒトに生命を脅かされない権利はあるという倫理観が尊重されています。また、ストレスを与えず、幸せなライフをマウスに送ってもらうための数多くの方法が実践されていました。

 

日本での制度だと、

まず動物実験に関する事前の講義はe-leaningでさくっと(記憶違いかもしれないですが、1時間もかからず?)終わり、ライセンス制ではないので実技試験もなく、注射等の方法も研究室の上司から教わるだけでした。(もし教える人が薬学医学出身でなければ、注射針の扱いもぞんざいな可能性あり。)

あとマウスを隣のケージに移し替えるときにはしっぽをつまんで運んでました。

 

一方イギリスでは、

講習後、3時間におよぶペーパーテストがあり、70%以上を取らないと合格できません。(私は1回落ちました、笑)

他にも、マウス保定、縫合、腹腔注射と麻酔の実技講習とテストがあり(まだ途中でこれから他にも数個受けると思います)、特別なライセンスを持つ指導員監視のもとしっかり評価されます。たぶん実技下手だと、マウスに苦痛を与えることになると解釈され合格させてもらえないかも。

 

マウスに対するwelfareとして驚いたのは、

ケージにかならず回し車と隠れる場所があり、マウスが退屈せず安心して暮らせる環境になっていること。

体重を週に1回各マウスごとにはかり、減少/増加がないか観察すること(ストレスや痛み、病気をはやくみつけるため)。

しっぽを掴んで運ぶのは厳禁で(ストレスがかかる)、手のひらですくうようにして運ぶこと。

ストレスのかかること(保定の練習で触ったなど)を終えた後にはご褒美で普段の餌とちがうおやつ(ひまわりの種?)をあげること。

注射針は1回刺しただけで先端が曲がり、その状態で刺すと痛みを生じさせるため、2回目以降の使用は絶対しないこと。

などなど、書ききれません。

 

また、マウスに対する処置(手術)や、搬入された日、sacrificeした日を1匹ごとに全て記録として残し、国に提出する義務があるようです。日本では、実験に使用されている動物の数はおそらくあいまいなのですが、イギリスは正確に算出しています。

 

 

ちなみに地味に感動したのは…実験中に使うマスクです。

私の以前いた大学では、マウス実験では普通の不織布マスクを使用していて、マウスの毛、ふけ等を長期に渡り吸いこんだため動物アレルギーを発症した人を何人か知っているのですが、

こちらでは結構高価そうなディスポーザブルのマスクを使用します。マスクフィットテストも講習として受けるのですが刺激臭のある物質さえブロックできる極めて高性能なマスクです。私も将来マウスアレルギーにならないか心配していたのですが、イギリスでは安心して実験できそうです。

 

 

紹介したい内容が多すぎてとりとめもない記事になってきました。

日本→イギリスにくると、動物実験をするためのライセンス取得にハードルがありますが、西洋の倫理観と、マウスに対するリスペクトや慈愛を学ぶことで、これまでより大切に実験しなければと思うようになりました。

留学1か月目

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ロンドンに来てから1か月が経ちました。はやい。

 

 

はじめに衣食住について。

こっちは噂に聞いた通り、どんより曇りな日がとても多いです。11月末は朝の通勤時の気温1度とかの日もあってすごい寒いんですが、ダウンを着ているおかげもありなんとか過ごせています。室内も暖かいので問題なく生きていける。

イギリス人は傘をささないと言われますが、たしかに、霧雨だったりするし雨が30分以上連続して降らない印象で、加えて風が強いこともあるのでフード付きのコートで皆凌いでるんですよね。

私はフード付きのコート持ってなかったので、こっちに来てから購入しました。安心のユニクロで。しかしイギリスではユニクロ商品の値段は日本の倍くらいします。物価の影響だけでなくて、ちゃんとブランドとして成立している印象。

 

 

食事は、日本で想定していたより10倍は楽しめています。(初期の期待値が低すぎた?)

そもそもイギリス料理ってパイかフィッシュアンドチップスしか知らないですが…特にロンドンは、人種がダイバーシティに富んでいて、世界中の料理がスーパーでさえ楽しめます。やたらカツカレーと寿司(サーモン)をスーパーで見かけます。職場の近くに韓国の食材取り揃えている店や、たくさんの中華料理店と中国の食材が手に入る店がある中華街もあって、これらの店の中に味噌とかだしの素とか手に入る日本食材コーナーもあるので全然日本から持って行く必要なかったです。

こんど出国時にもっていったものリスト書き出しておこうかな。

外食は確かに高いんですが、イギリスの野菜、果物、肉、乳製品、パン•パスタ、スーパーでみると全部日本より安いです。リンゴや洋梨も50円くらい?で買えるし、果物好きな私にしたら最高でしかない。

炊き立てのご飯をこっちにきて一度も食べれてないですが、Amazon でお米もrice cookerも手に入るらしのでそのうち買います笑

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りんごめっちゃ種類豊富。

 

 

住居に関しては、渡英して最初の2週間は、勤務先が手配してくれたホテルに泊まっていました。キッチン付きのめっちゃ良いところだったー。

でもようやく落ち着いたのは引っ越してからでしたね、結局。引っ越し先はホテルより狭いんですが、持ってきたものを設置して、生活に必要なものを買い足して、ってしたらすごく落ち着きました。

いや、もしかしたら単に土地と環境かも…騒音とか一切聴こえなくて。電車通勤しんどいんですが(発車が数分ずれることが多々あるので、ホームで待ちぼうけになる率高い)、やっぱり住むには都会より田舎のほうがしっくり私には馴染みます。

 

 

住居と職に関しては表立って書けることが手薄になりがちですが、仕事について。

といっても大学の研究って博士課程もポスドクもやること本質的に同じだから、学生から社会人への切り替えが全然できないんですが…。

いまはモレキュラーの実験してるポスドクさんについてまわって、色々技術を習っている最中です。ひとまずこっちのラボでin situの高度なやつの染色撮影を自力でできるようになりました。マウスを使った実験を5年以上日本でやってたので早くそちらの実験もしたいんですが、イギリスは動物実験が相当厳しく、ライセンスがないと生きたマウスを扱えません…一体いつになるのだろう…

 

ラボメンバーは、みんなめちゃくちゃ良い人たちで、このラボ選んで良かったなーと思っています。分野変えたので遅れをとっている感がすごいんですが、inputしていくしかないですね。みんなゆっくり喋ってくれるお陰で英語はひとまず聞き取れます。ただ、聞いて理解できるのと、自分で喋って説明するの間に、めちゃくちゃ大きなギャップがあるんですよね。喋るが壊滅的にできてない…留学の目的のひとつは英語力の向上なので、積極的に喋ってどうにか頑張りたいと思います。

 

イギリスに着いてから家が決まるまで

怒涛の毎日、いろいろ起こりすぎて書ききれない

 

1029日夕方、イギリスのヒースロー空港に着きました。そのあとは電車とタクシーを使って、UCLが手配してくれたホテルにたどり着きました。

 

ホテルはキッチンもついていて、アダムストリートという場所に位置していて、超都会超快適です。2週間分大学が出してくれるというのだからほんとありがたい、、。

シャワールームはガラス張りなんですが、翌日みると白い汚れがくっついててびっくり。さっそく硬水の威力を目の当たりにしました。(あとでこのことをイギリスの友人に話すと、硬水は飲んだらミネラルとれるし身体に良いよ、カルシウム豊富だし。っていってて、何事も物の見方が大事だなぁと、。)

 

土日は、スマホの格安SIMO2という会社で入手し、ホテル周りをふらふらしてたら一瞬で終わりました。正直飛行機に疲れたので体内時計の調整で終わった感じ。

街中は大量のひと、さまざまな人種にあふれていて、印象的だったのはマスクしてるひとが1割もいないことです。みんな笑顔で大胆に笑っていて、コロナがない幸せな世界だなぁと錯覚するほど。

ほんとみんな楽しそうだったんで、コロナ規制ないのもありだなぁと(こう思っていられるのも健康なうちだけだろうけど)

 

そして月曜、とうとう勤務初日。めっちゃ綺麗です、ここの研究所。ラボメンバーが研究室をざっくりみせてくれて、その後昼から研究所のスタッフによる研究所の講習会がありました。火災が起こった時とか、実験に関するごみの捨て方とか。英語説明めっちゃ早くて知らない単語ありすぎて絶望。

夕方は教授とメンバーと実験計画やラボの方針についてさっくり話をして解散。

こっちのひととはzoomでしか会ったことなくて、実際に会うのは初めましてだったんですが、想像してたのと身長が全然違いました。女の子もみんな背が高い。

そして実験のベンチが私の腰あたりをゆうに超えて全部高い。棚にある試薬にアクセスできないので、踏み台(stool)とともに過ごすラボ生活になりそうです。

 

特別嬉しかったのは、ボスが、はいこれあなたの。と、大きめの箱を渡してくれたのですが、中には新品のp1000からp2までの各種ピペットマン(※実験試薬をマイクロリットル単位ではかりとる道具)が!初めて箱に入った状態のを拝みました。これだけで頑張れる。(単純

 

火水木は先輩ポスドクに実験を習いました。先輩(イギリス人)の手技が本当に繊細でおののきました。同じ域に達するのはかなり努力が要りそう、2ヶ月以内には習得したいな。。

 

そして早めにやらないといけないのが家探し。なんせホテル滞在期限は14日まで。

なので月曜にラボメンバーから居住おすすめエリアを聞いた後からちょこちょこ、ネットでロンドンの物件を調べてました。

MixBというサイトが日本人にとって使い勝手が良いとネットにあったので、みてみたところ、なんとばっちりタイミング良く、大学から徒歩10分くらいのところに空き物件情報が!

ちなみに大学近くだと、清潔な家を求めると家賃相場は一人暮らしなら月1000ポンド、台所とかの共通部分シェアの家で月7-800ポンドです。

ちなみに今は円安で、1ポンド150円。そう、恐ろしく家賃が高いロンドン。

 

その広告では700ポンドで一人暮らし物件賃貸可能とのことで、飛びついて連絡しました。

そしてオーナーのJohnさんから半日後に返信が。

 

私は医者をしていて、仕事の都合でトルコに現在います。私とその家族が戻るまでの数ヶ月の間賃貸可能です。内見ができないぶん、写真でご判断ください(十枚程度の室内写真の添付)。鍵を直接渡せないのであなたの住所に送ることになりますが良いでしょうか?ファイルのフォームに詳細を記載ください。

 

的な感じでした。はじめてのお部屋探しで浮かれていたので、了解ですー!と二つ返事。希望の入居日や電話番号などの情報を送りました。

 

そしてその次の返信が、

あなたをテナントとして受け入れます。契約書にサインください。トルコにいるため、お金をRiaという送金アプリで送ってください。デポジット含めて1400ポンドです。

 

8ページに渡る詳細かつ丁寧な契約書と、相手側の身元保証としてパスポートのコピーが送られてきました。

しかし名前でググってみても、顔写真と合致するお医者さん情報がネットでみつからず。

ちょっとこれは要注意だな?とようやく警鐘が。

先輩ポスドクに相談しても、内見ないのは怪しいよ、少なくとも内見案内の第3者をオーナーはあてがうべきだよ、としぶめの顔。

 

Housing scam (詐欺)のワードで検索してみると、UCLに注意を促すページが。

 

https://www.ucl.ac.uk/students/news/2020/dec/top-3-housing-scam-warning-signs-and-how-avoid-them

 

詐欺かもしれないポイント、見事全てに当てはまっていました笑

 

トルコにいるオーナーに、

やっぱり顔が見えないのが不安だから慎重に確認させてほしい、住宅所持の証明書などみせてくれないか?と送ったところ、

 

残念ながら送ることはできない、もしこの契約書とパスポートで私のことを信用してくれないなら残念です、他の物件を探すことをアドバイスします。

との回答。

 

ビンゴでしたね。。

 

ちなみに疑い始めた過程で詐欺を避ける方法を色々調べていると、土地所有の証明書を確認せよと薦めるwebサイトもあり、

3ポンド払って開示しました、日本でもやったことないのにまさかイギリスでやるとは…

どこにもJohnの名前がなくて、もしや、、とは思いましたが。

 

月曜から木曜の空き時間を費やしたのは勿体無かったですが、謎の経験を重ねて強くなれた気がする()

そもそも飛びつくところが甘いんですが、もし私がもっと若かったら詐欺と疑わず払ってたかも。大人になりました。。

 

 

それから切り替えて、信頼できそうな日本人agentMixBに掲載している物件2件と、right moveというアプリに載っていたシェアハウス1件の下見を予約しました。

 

1件目は、わんちゃんを飼っているオーナーさんのおうち。犬がすごくひとなつこくって良かったのですが、5階に階段で上がる過酷さと、おじいちゃんオーナーさんとのシェア(お風呂のタオル、冷蔵庫)がちょっとキツイかな、、と見送り。

 

2件目は、閑静な住宅街にある物件。駅から降り立った途端、街のゆっくりな雰囲気が好きだなーと感じました。自分の部屋の中にキッチンがあり、オーナーさんのセンスがよくて廊下もお花や絵画がたくさん。

今日このあと1人、明日も3人くらい見学にくるから、気に入ったならdecisionはお早めにね。といわれ、大学から遠いのだけが難点でしたが、即決しました。

 

3件目も大学すぐ近くで気にはなっていたのですが、agentのひとから電話越しに、学生とのシェアになりますが大丈夫ですか(暗に、社会人には向かない?)と言われていたので、騒がしいよりは穏やかな生活が良いなあと、

都会に憧れUCLに来たものの、結局緑豊かな方を選ぶことになりました。出自には逆らえない。

 

ロンドンの家探しは難しいと聞きますが、良い物件は競争が激しいし、シェアルームはフラットメイトの性格次第なところがあるし、難しさを痛感しました。。

 

そして2件目決定後にagentさんとお会いし、イギリスではじめてまともに日本語で会話しました、安心感

 

今回の契約はとりあえず半年にしていて、

また気分が変わったら信頼できるフラットメイトを探して大学近くでシェアルームもいいなぁ、犬飼ってるひとだとなおさらいいなぁと夢をふくらましています。

 

あぁ犬飼いたい。。。

ビザ申請③

思いのほか早く、ビザが発行されました!

9月27日に申請して、10月5日に

The processed visa application for GWF reference number XX was received at the UK Visa Application Centre on Tue Oct 05 2021.

~ your documents can be collected during the designated passport collection times.

てなメールが届きました。

そして10月6日、パスポートを大阪に受け取りに行きました(配送オプションもあったんですが、直接受け取った方が確実そうだった+たこ焼き食べたかったので)。

スタッフさんがパスポートのはいっているであろう不透明な袋を渡してくれ、「もしVISAがおりていた場合は~してください。開封用のはさみは待合室にあります。」と、自分で中身を開封するまで結果がわからないシステム。

ドキドキしながら袋を開けると、Your application has been successfulと書いたレターとパスポートが。パスポートの中身を確認するとちゃんとVISAが貼られていました。正しくは vignette stampと呼ぶらしい。

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一安心です。twitterでサーチするとpriorityつけても1か月かかったなんてツイートを目にしたんですが、ちゃんと数日で発行してくれました。

 

入国の有効期限は10月21日から90日間。11月1日には雇用開始なので10月末には渡る予定です。それにしても、イギリスの日付の記載順が本当に慣れません。19/01/22って何?ってなりましたが、2022年1月19日まで有効ってことですね。アメリカだと01/19/22表記なんだろうしどうにか世界で統一してくれ…。

 


大阪VISA申請センターから難波までは徒歩10分くらいの距離。ということで今年最後の大阪観光かなーと思いながらグリコになんとなく行き、たこ焼きたべて帰りました。

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f:id:neuro205:20211007001824j:plainくくる本店。たこ美味しかったです。

 

ラボに戻り、タイミングよくUCLのHRとquick zoomの予定があったので、VISA下りたよーって報告したら喜んでくれました。みんな良い人でほんと嬉しい。

航空券や滞在先の手配もこれから進めていきましょうねって言ってくれて、全て自力でやると思っていたけど色々サポート受けられそうです。

ビザ申請②

今日は指紋認証、biometrics というのをやってきたので更新。

 

その前に、9月24日付でようやく博士号取得しました。天気にも恵まれ暑く晴れやかな日。証書を受け取る人に任命されたのもありせっかくなので袴を着ました。他の出席者がスーツだらけだったら浮くなーと思いながら式に参加しましたが、ちらほら袴や着物のひとも居ました。院生だけの式で9月ということもあり、授与者の半数以上が留学生でした。中国とか中東の国とかの礼服いろいろ見れて良かったです。

 

ようやく受け取った学位授与証明書、これをVISA申請のためにVFS Globalのwebsiteにコピーしてアップロードしました。あとパスポートと犯罪経歴証明書も。

犯罪経歴証明書はわざわざ県警で発行してもらったものですが、封入されていて開封無効って書いてあったんですよね。

けどPDFでアップロードするためには開封しないとできないし… と独りで葛藤しながら最終的には開封しました笑

これで書類のアップロードは全て終わり。

 

と思いきや。VISA申請の入力では過去10年間に渡航した場所と日付を書くんですが、台湾行ったのを書き忘れてたとふと思い出してしまいました。

しかしもうWeb入力は修正の効かない模様。biometrics前の段階であれば、書面で訂正を受け付けるらしいとの情報により、直筆入りのレターを書いて追加アップロードしました。

 お世話になったサイト。ありがとうございます。

Youth Mobility Scheme申請書類 - イギリスYMS Tier5 | ワーホリネット

そして翌日biometricsに行きました。

 

場所は大阪、南船場

ビルの10階、意外に小さなフロアで、スタッフもすべて日本人でした。

VISAの発給には、通常(standard course) 15日かかるとネットに説明があったのですが、ビザセンターのスタッフさん曰く、最近は審査に時間がかかっていて、1か月かかっても下りないことがある、priority course(お金を積んで早めに審査してもらう)をおすすめするとのこと。

ビザがない状態で航空券と宿泊先の手配は不安…ということで急遽不本意ながらpriority courseをオーダーしました。3万5千円。しかも現金しか受け付けないとのことで近くのATMに急いでおろしにいきました。ちゃんと10月中旬までに下りてくれるといいんだけど…。

色々書類を念のため持っていきましたが、ビザセンターで結局提出したのはパスポートの1点のみでした。そして小さな部屋で指紋をとって終了。

 

VISAの書類についてスタッフに質問したんですが、私たちは審査に関わらないのでそういった質問にお答えできないとのこと。やや不安は残りますが待つしかないですねー。

IELTS結果とビザ申請①

時間が経ってしまいましたが、IELTSとその後のVISA申請について書きます。

 

9月5日に受けたIELTS, Webのマイページでは、

Your results will be available to view in the Test Taker Portal between Tuesday, 07 September 2021 and Friday, 10 September 2021.

と書いてあり、この期間何度もログインしたのですが、resultページにそれらしき結果は公開されず…

しかしスコア表が9月10日に郵送で届き(!)、結果を確認することができました。

すごい早い…!しかしなぜかネットのマイページでは

Results for this test is currently not available. Please contact your test centre for further details.

と表示されるばかりで、結局result表示してくれません、なぜ…。

 

今回の目標は、skilled worker visaの申請要件を満たすために、スコア4.0以上とることだったんですが、

結果を見てびっくり。Overall6.0ありました。しかもちゃんと対策したライティングで6.5が出ている。

今回わざわざPC受験を選んだんですが、紙と鉛筆の手書き受験だったらここまでの結果だせなかったと思います。

逆に対策してなかったスキルのスコアは低く残念な結果に…留学から帰ってきたらもう一度受験してみて、スコアアップしてるか見比べたいなぁ。

 

それにしても早く結果が届いたので、ブリティッシュカウンシルには感謝。

 

それから週明けすぐに、イギリスの大学のHuman resources officerから、CoS(certificate of sponsorship)発行できたよーとメールが。

このCoSに記載された番号の入力により、ようやくWebのVISA申請に進めます。

 

そしてこまごま情報入力していきました。

自信のない質問は Human resources officerに聞いたりして…。

たとえば

Has your sponsor agreed to certify your maintenance on your CoS?

の設問とか。

大学の担当者にメールしたら

UCL is a A-rated (premium) sponsor and has certified maintenance for you on your CoS.

って返ってきて、プレミアムなんですね、愚問をすみませんって感じでした。

ネットにある日本人の英国留学体験記では、預金通帳の残高を英訳した証明書を提出したとかよく見かけたんですが、この設問にYesと答えることで、雇用主が私の身分を保証してくれるということで提出せず済むみたいです。

 

あと設問のなかに、英語能力を証明できるテスト結果はありますかというのもあり、

早速届いたIELTS結果の情報を入力しました。

勝手に成績表のコピーをアップロードすると思い込んでましたが、要求されたのは、成績表のはしっこに記載されてるUKVI numberだけでした。簡素。

 

すべて入力し終え、pdf出力したら12ページくらいに及びました。後半の設問は、テロに加担したことありますかとか、extremist(過激派)の活動に参加したことありますかとかで、すべからくNOでしたが…。

 

そして最後に代金をカードで支払います。

健康保険料(2年か3年分)=197,477円

ビザ申請料=96,523円

飛びますね~。(あとで大学が払い戻してくれるっぽい。)

 

これでWebで行える申請はすべて終了。(任意で書類アップロードもありますが。)

次は、指紋認証しに英国ビザ申請センターにいきます。会場は大阪か東京の2択。

このとき持参する書類は、パスポート、犯罪経歴証明書、PhD full certificateなんですが、fullなcertificateが得られるのは今週金曜ということで、来週いってきます。